J2福岡は14日、福岡市内で臨時株主総会と取締役会を開き、福岡・飯塚市出身で元日本協会副技術委員長の野見山篤氏(57)の新社長就任を発表。

 また新体制発表も行い、G大阪から新加入のFW平井将生(26)ら9人が会見に臨んだ。経営責任を取り辞任した前社長の後を継いだ野見山新社長は「責任あるポジションで重圧はあるが、市民を代表するクラブにしていきたい」と抱負を述べた。

 野見山新社長は昨年、福岡市から社長就任の打診を受けたという。驚きを隠せなかったが、「サッカーで育ててもらった地元の役に立てれば」と受諾した。クラブは昨年、経営危機が表面化。13年度決算は2期連続赤字の見込みだけに、鹿島の広報部長なども歴任した経験と手腕に再建の期待がかかる。