<J1:清水2-0大宮>◇第7節◇12日◇アイスタ

 清水FW大前元紀(24)が相手GKの癖を見抜き、豪快に追加点を蹴り込んだ。

 後半9分の決定機を防がれた時に「だいぶニア(ボールに近いサイド)に寄るGKだと思った」と位置取りの傾向をつかんだ。終了間際に村田の右クロスを受けると「ファー(遠いサイド)を狙えば入る」と、迷わず右足を振り抜いて決めた。

 後半37分にペナルティーエリア内で倒されたプレーに主審の笛は鳴らなかったが、集中を切らさなかった。アフシン・ゴトビ監督(50)は「最後まで諦めない彼のいいところが出た」とたたえた。