<J2:東京V1-0京都>◇第24節◇30日◇味フィ西

 今季からユース時代を過ごした東京Vに戻ってきた右サイドバック田村直也主将(29)が、決勝点となる移籍後初得点を挙げた。

 前半38分。左MF南がドリブルで右へ流れ、オーバーラップした田村にスルーパス。「南と目があった」という田村はこれを受けると、右足を思い切って振り抜いて値千金のゴールを決めた。

 得点直後には「落ち着け」というジェスチャーで、チームが過剰に喜びすぎるのを戒め、最後まで気を緩めずに1点を守りきった。

 東京Vは後半戦に入ってから磐田、松本、京都と強豪相手に2勝1分け。田村は「ウチは若いんで、夏場も若手にガンガンやらせたい。それがオレの仕事だと思う」と意気込んだ。