鹿島のU-21(21歳以下)日本代表候補DF伊東幸敏(20)が、新潟DF松原健(21)のアギーレジャパン入りに刺激を受けた。

 2人は16年リオデジャネイロ五輪を目指す手倉森ジャパンの、右サイドバックの定位置を争うライバル。

 今月11~13日に行われたU-21代表候補の福岡合宿でも、ともに練習しただけに「A代表に入ったと聞いて驚いたし、悔しい思いもあった。自分も負けないように頑張らないと」と危機感すら覚えた。

 9月開幕の仁川アジア大会も、鹿島からDF植田直通(19)が選ばれたため参加しない(招集は各クラブから原則1人のため)。「A代表はまだまだ先だとしても、U-21としてアジアでの戦いを経験できない複雑な思いもある」。鹿島でも6月の右肩脱臼後、元日本代表DF西に定位置を譲った。「まずはクラブでポジションを奪い返さないといけない」と話し、地道に力を蓄えるつもりだ。