解任された三浦監督の後を受け、ユースから昇格した東京V冨樫剛一新監督(43)が16日、東京・稲城の練習場で初めて指揮を執った。

 約2時間、汗を流した後、「残り11試合で大きくチームを変えるのは得策ではない」とした上で、「ただゲームはトレーニングの成果。ゲームより激しさのある練習ができれば、もっと自分たちの良さが出てくる」と、今後はさらに厳しい練習を課していくことを明言した。

 クラブOBの同監督にとって、現役時代は公式戦よりもチーム内で行う紅白戦の方がレベルが高かったという。「相手は日本代表+ブラジル人。三浦知良と武田修宏の2トップを抑えられれば、オレも日本代表になれるかなって思いながらやっていました」という。

 まずは今季残りの時間で、その当時の練習の激しさを取り戻す覚悟だ。