G大阪は21日、大阪・吹田市の万博敷地内に建設中の新スタジアム内覧会を実施した。報道陣とともにサポーター約600人が集まり、建設現場を見学した。

 現在は四方の客席の骨組みがほぼ完成し、スタジアムらしい外観になった。来年7月にはピッチの工事に取りかかり、芝生が植え付けられる予定で、9月末に完成。10月に引き渡しとなる。15年中は有料試合は実施せずに、G大阪の練習試合などに使われ、こけら落としは16年2月の予定だ。

 サッカー専用の新スタジアムは4万人収容。劇場型スタジアムとして、ピッチと客席が近いことが最大のウリだ。工事現場責任者は「お客さんが、まるでGKになったような臨場感を味わえます」と説明。日本代表戦などの国際試合も可能になる。20年東京五輪のサッカー会場として招致することも検討されている。

 スタジアム建設費は募金で集められており、まだ目標の140億円には到達していない。だが、G大阪が3冠達成後は募金額が急増しているという。