浦和「緊急決起集会」で結束確認
浦和が選手主導の「緊急決起集会」で結束を固めた。オジェック監督の電撃解任から一夜明けた17日、練習後にFW岡野雅行(35)が呼び掛け、緊急ミーティングを行った。選手個々が成績不振の責任を痛感し、コーチから昇格したエンゲルス新監督を全員で支えることを意思統一した。練習では新監督の戦術練習に積極的に取り組み、居残りトレも開始するなど、開幕連敗で意気消沈していたV候補に、元気が戻ってきた。
練習終了後、クラブハウス2階の会議室に浦和の選手全員が集結した。チーム最年長となる岡野が音頭をとった緊急ミーティングに重苦しさはなかった。岡野が「ゲルト(エンゲルス)さんもプレッシャーがあるだろうし、おれたちがやるんだから助けよう。みんなで楽しくやろう」と切り替えを強調すると、全員が笑顔で反応。山田主将は「誰も監督だけが悪いとは思っていない。オレたちは責任を感じている」と決起集会で結束を確認した。
選手ミーティングは今季初開催で、昨季もなかったことだ。07年はアジア制覇、クラブW杯3位などチーム成績も良かったこともあるが、何よりオジェック監督による権限でチーム運営され、Jリーグ終盤で失速した時期も選手全員で集まる雰囲気になかった。しかし今回の電撃的な監督交代を受け、状況が変わった。「忘れていたこと」(岡野)という選手による決起集会を呼び掛けた。
個性派集団であるがゆえに自己主張も強いが、岡野は「ゲルトさんとは監督としてわきまえて接したい。僕らも大人だし、わがままは言わない」と新監督を支える覚悟。練習でも選手が大声で指示を出すケースが増え、相馬が「明らかに雰囲気が変わった。1人変わるだけでこんなに変わるものですかね」と驚くほど、落ち込んでいたチームは明るさを取り戻した。
中村GMは「選手の自主性はうれしい」とほっとした表情。ピッチ上で各選手と対話してコミュニケーションを図ったエンゲルス監督も「雰囲気はいい。自然だね」と満足していた。【藤中栄二】
[2008年3月18日10時3分 紙面から]
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