J1磐田のDF田中誠(32)が腰痛のため、次節神戸戦(30日、ホムスタ)の出場が微妙になった。練習を再開した26日午前のランニングを別調整。15日のG大阪戦で相手と上半身が接触し、23日の東京戦前後から腰周辺が痛み出したという。24、25日の休日2日間は「痛くて我慢できなかった。プレーするには痛い。(神戸戦は)練習をしないで試合はしたくないので、相談しながらやりたい」と不安な心境を明かした。

 連戦の影響が大きかった。G大阪戦後の1週間は、ナビスコ杯が2試合控えていたため、休みなし。その中で、田中は2試合ともフル出場し、患部に負荷がかかっていた。症状について「今までと違う痛み。筋肉が張っているけど、ポイントで痛い個所がある。腰と臀部(でんぶ)の骨周辺が痛い」と明かした。

 守備の要が離脱となると、チームにも大きな痛手となる。昨季は第4節で右足を肉離れしてチームを離れると、ナビスコ杯も含めて欠場した計11試合は4勝7敗に終わった。今年は4月に入ると、同2日に東京V戦(国立)、同5日に浦和戦(エコパ)など1週間に2試合の連戦が3度も続くだけに、内山監督は「疲れも出てくる。これからまた連戦だから」と頭を悩ませていた。