ボランチ闘莉王は恐れるに足らず-。13日の浦和戦に向け、鹿島DF岩政大樹(26)は10日、浦和復調の要因となっているDF闘莉王の配置転換について持論を展開した。「前からよく(攻撃に)上がっていたし、特別変わったとは思わない。周りが騒ぐほどではない。1人のボランチとして考えるなら(鹿島MF)青木の方が素晴らしい」と主張した。

 攻撃力アップが脚光を浴びるが、最終ラインのとりでがいないことも事実。「(中盤から前線への)距離が短くなって自然に上がる回数が増えるから注意したい。でもその分(スペースが)空いてくると思う。サッカーはそんなに違うポジションの選手がやってできるほど簡単じゃない」と話した。

 昨年11月のアウェー浦和戦で9対11の人数ながら1-0で勝利し、現在までリーグ戦14連勝中の自負もある。「100%献身的に走って、球際を守ることができれば現時点ではウチの力が上だと思う」。岩政は自分の感性を信じて戦う。