<J2:鳥栖1-1草津>◇第7節◇13日◇ベアスタ

 期待が大きかっただけにサポーターのため息は深かった。ホーム通算200試合目のこの日、クラブ初の首位浮上の可能性もあった鳥栖が、最下位草津に痛恨のドロー。単独2位は守ったが、前節まで広島と並んでいた勝ち点差が2に広がった。「どうしても勝たなければいけない試合、内容だった。非常に残念」。岸野監督の表情にも無念さが広がった。

 放ったシュートは24本。がっちり主導権を握り、0-0の後半23分には、25歳の誕生日に自ら花を添えるエース藤田の今季初ゴールで先制した。守備陣も草津に許したシュートはわずか3本だけ。逃げ切れる展開だったが、MF島崎を投入した選手交代直後に守備陣の連係ミスを突かれ失点。勝ち点2が手からこぼれ落ちた。「先制した時点で勝利は100%ぼくらのところにあったが、我々(ベンチ)に大きなミスがあった」と岸野監督。同じように追いつかれて引き分けに終わった熊本戦と合わせ「勝ち点4を逃したのは監督の責任」と敗者のように反省の弁を続けた。

 あまりにももったいない引き分けだが、開幕6試合で無敗は守った。MF高橋主将も「ピンチはあれ(失点)だけだっただけに悔やまれるが、どんどん得点を狙っていった姿勢は評価できる」と前を向く。次節20日、連敗中の福岡との九州ダービーが控えるが、岸野監督は「ちょっとしたスキをつくったらやられる。このミスを繰り返さないようにしないと」。手からこぼれ落ちた勝ち点2を教訓に、鳥栖が勝ちきれる本物の強さをどん欲に求めていく。【村田義治】