<J1:G大阪2-1名古屋>◇第10節◇3日◇豊田ス
ピクシー名古屋が、まさかの3連敗を喫した。3万4436人の大観衆が詰めかけたホーム豊田スでG大阪に1-2惜敗。もはや天敵ともいえる相手エースFWバレー(26)に2得点を許した。これで4試合連続の2失点とDF陣が踏ん張りきれず、攻撃陣も決定力不足を露呈。6連勝後の急降下だけに、ショックは大きい。次節は6日、アウエー味スタで東京と対戦する。
まさかの3連敗だが、決められた相手は「まさか」ではなく「またか」だった。この日も天敵バレーひとりに、やられた。
まず前半24分。DF2人の間を力ずくで突進され、先制された。同33分にMF小川の左足ミドル弾で追い付き、勢いに乗って迎えた後半24分には、GK楢崎がニアサイドを破られる屈辱の決勝点を献上。最も警戒するよう指示していたストイコビッチ監督も「バレーの存在が1番の問題だった。選手が対策を理解していないか、バレーが良すぎたのか…」。最後は苦笑いを浮かべるしかなかった。
これでバレーが甲府に在籍していた06年も含め、ここ4試合の対戦で計8得点を献上と、サンドバッグ状態。2失点目は相性の悪さを象徴するように守護神楢崎が、珍しく判断ミス。「今日はボクだけがスキをみせて申し訳ない。チームが悪かった訳じゃない。自分がしっかりしてなかった」と自らを責めた。
ピクシー名古屋始動直後、一番に手を着けた守備がほころびをみせはじめている。これで4戦連続2失点。首位に浮上した第6節終了時は3だった総失点は、その後4試合で一気に11まで膨れあがった。ストイコビッチ監督の言葉も厳しくなる。「DFの選手は少し(相手に)優しすぎた。メンタリティーを変える必要がある。ピッチ上は小さな戦争の場であると、選手には言いたい」とまで口にした。
MF小川はこの日の2失点を「DFラインだけじゃなくて、パスを出させてしまったボクたちの責任でもある」とチーム全体が抱える問題としてとらえた。ロケットスタートの反動なのか、ここにきて予期せぬ3連敗。暗いトンネルの出口は、自ら見つけるしかない。指揮官は特効薬を「次の試合に勝つこと」だと断言。その後「ゲーム」ではなく「バトル」と表現した次節東京戦が、大きな大きな意味を持つ。【八反誠】




