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J1磐田森下「因縁の一戦」で復活だ

DFラインを形成した手前から森下、田中、大井の3人。左はFW中山
DFラインを形成した手前から森下、田中、大井の3人。左はFW中山

 J1磐田のDF森下俊(22)が「因縁の一戦」で復活を果たす。17日の東京戦(ヤマハ)で、770日ぶりの公式戦出場が14日、有力になった。最後の公式戦出場となったのが、06年4月8日の東京戦。不本意なプレーで途中交代となった、当時の借りを返しに行く。

 やっと、めぐってきた。待ちに待ったチャンスが訪れた。守備練習で森下は、DF田中、大井と何度も連係を確認した。茶野と鈴木のケガ、加賀の出場停止で手薄となったDF陣。その穴を埋めるべく積極的に動いた。「(出場するか)分からないですよ、まだ」と前置きしつつも「出たら、やるだけです」。ふつふつと、闘志がわいてきた。

 自然と、2年前が思い出された。0-3で完敗した06年4月8日の東京戦。左サイドバック(SB)で、2試合連続3度目の先発出場を果たした森下は、パスやトラップのミスを連発した。2得点を許したFWルーカスやDF徳永に集中的に狙われ、後半15分に途中交代した。以来、出番はなくなった。「雰囲気にのまれた。試合の記憶がないんです。あの日から、自分の時は止まってしまった」。

 中学から世代別代表を経験し、エリート街道を歩んできた。だが、あの東京戦後、どん底に突き落とされた。07年2月のキャンプでは紅白戦を横目に、その周りを走らされた。そう命じられたことすら当時のアジウソン監督に忘れられ、気づけば十数周もした。利き足の左足甲ねんざなど、ケガの繰り返し。同期のMF上田が本職でないSBで先発する試合も見て「悔しかった」。そんな屈辱を晴らす時が、ようやく来る。

 内山監督に「判断が良い時の、攻撃の組み立て能力は高い」と評され、田中からも「身体能力は高い。俊も久しぶりだし、盛り上げてあげたい」と約束された森下。「ミスを恐れず、ミスをしても取り返したい」と、2年前の借りを返しに行く。【今村健人】

 [2008年5月15日11時51分 紙面から]


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