<J2:湘南1-1山形>◇第22節◇25日◇平塚
「負けない強さ」で山形が、再び2位に浮上した。湘南に先制されたが、後半から出場したMF宮崎光平(27)が開始早々の2分に同点ゴール。チーム最多タイの今季5得点目で1-1の引き分けに持ち込み、今季初の連敗を免れた。前節甲府戦で連勝が6で止まり3位に後退していたが、全日程の半分を消化した節目の一戦で、貴重な勝ち点1を確保した。
取られたら、取り返す。山形イレブンの気迫が、相手を上回った。後半から出場したMF宮崎が、ピッチに入ってわずか2分、左サイドでMF佐藤のパスを受けた。相手DFを背にしながら反転。左足を振り抜き電光石火の同点ゴールを決めた。負傷明けの5月10日の水戸戦から、控えで10試合連続出場し5得点。最強のスーパーサブだ。
「後半の早い時間だったので、相手もマークに来なかった。いいシュートを打てた」。途中出場から持ち前のスピードを生かし、相手のマークを振り切る。両サイドでボールをもらって前線にパスを出し、自らもゴールを重ねている。
負けないことに意味があった。リーグ戦は42試合の長丁場。試合を重ねることで負傷者が続出し、出場停止も出て、チーム状態が下降する時もある。それでも連敗せず、勝ち点を積み上げることが、J1昇格圏の3位以上を確保するために必要だ。C大阪が敗れたため、わずか4日で2位に再浮上。小林監督は「選手たちが最後までよく頑張った。次はホームで広島に勝つ」と首位撃破を宣言した。
この日が今季21試合目の山形。前半を終え、11勝5分け5敗の2位で折り返した。「前回(4月29日)の湘南戦はFK1本で1-0で勝ったけど、今回はボールをうまく回せて、やりたいことができていた」と小林監督。前線からプレスをかけ、素早く攻撃に転じるサッカーに磨きがかかってきた。チームの成長を実感しながら次節29日、勝ち点10差で追う首位広島を、ホームに迎え撃つ。【柴田寛人】



