京都が、北京五輪予選にも出場したC大阪FW森島康仁(20)をレンタル移籍で獲得することが9日、決定的になった。既に交渉は最終段階に入っており、近日中に正式発表される。

 現在京都は、J2降格圏の16位磐田と勝ち点1差の15位に低迷。今季総得点13は、最下位千葉の11に次ぐ2番目の少なさで、得点力アップが急務だ。計算できるFWは元日本代表の柳沢だけとあって、クラブ関係者は「(FWの)選手間の競争をもっと激しくさせないといけない。そういう意味では(補強も)考えている」と明かした。

 森島康は今季、25節を終了し9試合1得点と出番が激減した。五輪出場も絶望的となり、この日の山形戦もベンチ外だった。それでも、186センチの体格を生かしたプレーと、シュート力はJ1でも通用するはずで、コンディションさえ戻れば、即戦力と期待される。