北京五輪代表候補合宿に参加していた、J1清水のDF青山直晃(21)GK山本海人(23)MF本田拓也(23)FW岡崎慎司(22)が10日、チームに合流した。14日には最終メンバー発表を控えるが、青山は頭を丸刈りにして、まずは明日12日の神戸戦(日本平)に集中。発表前最後の試合で結果を出し、北京行きを確実にする。
長さ6ミリに刈られた頭は、強い決意の表れだった。北京五輪候補合宿最終日から一夜明けたこの日、青山は頭を丸刈りにしてチームに合流。前夜、自らバリカンを手にした青山は「すっきりしたかったので」と頭をかいた。
迷いを振り払いたかった。昨季、チーム総失点はリーグ3位タイの36失点も、今季は全日程の半分も消化していない15節で21失点。「どうして昔と違うんだろう?」。悩みは守備での一歩目を遅らせた。五輪前だけに「頑張らないと」との思いも頭をよぎった。前日の五輪代表候補の練習試合(千葉戦)でも納得いくプレーはできず「手応えは、そんなにない」と、うつむいた。
「余分なことを考えて集中し切れていない」。最終メンバー発表前に目の前の試合に集中すべく「最後の手段」(青山)の丸刈りで雑念を振り払った。効果はてきめんだ。この日の非公開練習後、長谷川監督は「気合を入れないとまずいでしょ、アオちゃんも。今日は集中してやっていたね」と目を細めた。
神戸のエースは、オーバーエージ枠での招集が消滅したFW大久保だ。「2トップを抑えて自信をつけたい。Jが終わっての発表なので(反町監督も)見ていると思う。悔いのないようにしたい」。吹っ切れた青山が、リーグ戦4試合ぶりの完封勝利で五輪当確ランプをともす。【浜本卓也】



