コンビでは初の先発となるベテランの2人が、最下位の危機を救う。コンサドーレ札幌は13日、アウェーで千葉と対戦する。下位2チームの生き残りをかけた一戦でチーム最年長のDF西沢淳二(34)と新加入の箕輪義信(32)がセンターバックとして出場することが濃厚となった。前節清水戦の後半で初めてコンビを組み、後半45分間は無失点。この日の練習でも急造にもかかわらず、セットプレー練習では安定した守備を披露した。西沢は「練習でもそんなに2人でやっていない割には、守れたと思う」と手応えを感じた。
経験豊富な2人だけに、連携に時間は掛からなかった。西沢はJ1で128試合、J2で124試合に出場。一方の箕輪はJ1で93試合、J2で153試合に出場している。千葉戦の出場で2人合わせてJ通算500試合となる。コンビ結成について箕輪も「よく話しをさせてもらって、コミュニケーションを少しでも取れるようにしています」と話した。
千葉戦は今後を占う大切な1戦だ。今季の前哨戦となったナビスコ杯では1分け1敗と負け越している。負ければ最下位転落の危機となる。試合前日の12日、三浦監督は「ディフェンスが大事。セットプレーで失点すれば、チームは降格すると思います」と険しい表情を見せた。「メンバーの優先順位はDF」と指揮官は常に試行錯誤を続けてきた。結論は2人のベテラン起用だった。指揮官は2人について「安定感が違う」と信頼を寄せている。
普段は冗談が絶えない西沢は千葉戦に向け表情を硬くした。「1年を通しても大事な一戦。負ければ、後の試合の意味をなくしてしまうかもしれない。どんなことをしても勝つ」。今季リーグ戦初となる完封が、J1残留には必要だ。【上野耕太郎】



