降格圏の16位に低迷する横浜が、改革の第1歩を踏み出した。14日に就任した木村浩吉新監督(47)が、16日の初陣神戸戦へ向け大胆な手を打った。GK榎本、DF田中裕、そしてFW坂田の主力3人を遠征メンバーから外した。
「今最も調子のいい選手を見極めて使う」とのポリシーを明確に打ち出した。榎本はチーム低迷の責任を感じるあまり、精神的疲労から調子を落としていた。肋間(ろっかん)筋痛の坂田は「痛み止めを打ってでもでる」と出場を直訴したが、同監督は100%の状態ではないと判断。左足首痛を抱える田中裕も横浜に残した。一方で好調のMF山瀬幸らには、先発出場の好機となった。
今後はDF松田、中沢ら大黒柱でさえ、他の好調選手との競争になる見込み。経験ある選手を重視していた桑原前監督と対照的だが、親心でもある。帯同するだけの遠征よりも、地元での練習やリハビリに専念したほうが、今後調子が上向くきっかけになるという配慮だ。榎本は「もう1度頑張れと言う意味だととりたい。オレもこのまま終わるつもりはないし」と20日鹿島戦での戦線復帰に意欲を見せた。【塩畑大輔】



