<J1:東京1-1横浜>◇第19節◇26日◇味スタ
1勝は遠かった…。試合終了の瞬間。横浜の選手たちは、ぼうぜんと天を仰いだ。「早く点を返されすぎた。10分我慢できれば、試合展開は変わったはず」とMF兵藤は悔やんだ。
前半4分にリーグ戦10試合ぶりの先制点を挙げた。公式戦では322分ぶりの得点だったが、わずか5分後に同点弾を許した。その後、動きの重い東京守備陣相手に終始優勢に試合を進め、決定機を量産した。だが勝ち越し点は、最後まで奪えなかった。
もがき続けている。木村監督の就任から3試合目で3通り目の先発布陣。しかも、試合中には山瀬功がボランチに下がり、さらには3トップへも移行した。同監督は「体調のいい選手から使った。最後まで運動量も落ちずに、東京の選手より運動量が勝っていた。チャンスはありましたし、あとはゴール」とうなずいた。だが決定力不足が課題という状況は、成績不振で解任された桑原監督指揮当時と同様。猫の目のような布陣変更も、いまだめざましい成果にはつながっていない。
連敗は6で止まった。だが同時に、リーグ戦連続未勝利記録は、とうとう10に達してしまった。次戦8月9日にはDF松田が累積警告で出場停止にもなる。名門横浜が安定した航海を始める日は、まだまだ遠そうだ。【塩畑大輔】




