横浜が韓国アマチュア界最大のタレント、慶煕大4年の同国五輪代表DF金根煥(21)獲得に動いていることが、3日までに分かった。

 192センチの超大型リベロは、大学生としてただ1人、18人の五輪出場メンバーに入った有望株。7月の親善試合グアテマラ戦では、同点ゴールと堅い守りで、2-1の勝利に大きく貢献した。07年には韓国サッカー大賞アマチュア部門MVPも受賞。たぐいまれなる高さと当たりの強さで、ストッパーとしての能力も評価されている。

 外国人枠を1つ残している横浜は、来季のアジア枠採用も見据え、早くから韓国の有望選手の調査を進めていた。現状では、DFに中沢ら日本代表クラスをそろえるが、いずれも30歳前後とベテランの域。中沢に迫る潜在能力を持つ“コリアンボンバーヘッド”を、後継者として育てる考えだ。クラブ首脳が3日に金根煥の代理人と交渉を行っており、早ければ数日中にも加入が正式決定する可能性も。その際は北京五輪終了後、チームに合流する。