浦和DF闘莉王が重心を守備に戻す。新外国人DFアダイウトン獲得を断念したことを受け5日、「(新外国人が)いなかったら自分たちでやるしかない」と話した。今季リーグ戦では主にボランチとして攻守で活躍。だが、リーグ前節鹿島戦(7月27日)で開幕戦(3月8日)以来のDF出場で1失点に抑えた。エンゲルス監督も「選手を信頼している。このチームでいい試合ができることは鹿島戦が証明してくれた」と、闘莉王の今後のDF起用をほのめかした。

 失点を減らすことが、V奪還の鍵になる。闘莉王は「最少失点という目標がある。これまでもずっとレッズはそれができていた。今は少し離されているけど、戻さないといけない」。05年から3年連続最少失点数を誇る浦和守備陣も、現在5位タイ。守備で安定感を欠いたため白星を逃してきた、と闘莉王は分析する。

 DFとして出場した試合は2戦とも最少失点1に抑えている。残り15戦1点ずつ取られても、計36失点。18チーム制になってからの過去3年で、35失点以下のチームは浦和以外では07年の横浜しかない。「おれはもともと守備の人」と闘莉王。守った分だけ、Vへの道が開けてくる。【栗田成芳】