エースキラー森重真人が、チームの危機を救う。大分は3日、アウェー(瑞穂陸)でナビスコ杯準決勝名古屋戦第1戦に臨む。リーグ戦ではJ1最少失点の堅守を誇るが、日本代表遠征中のGK西川が不在。心臓部のダブルボランチ、MFエジミウソン、ホベルトもそろって欠く窮地だが、北京五輪代表のDFがゴール前でピンチをはね返す。
北京五輪では3戦全敗したが、大分復帰後の公式戦3試合はいずれも1-0完封勝ち。「DFにとっては苦しいけど、最後まで集中しきれている」。8月16日の新潟戦では日本代表候補の185センチFW矢野、同24日の大宮戦では190センチFWラフリッチ、そして同28日の京都戦では途中出場の187センチFW田原を封じきった自信がみなぎる。
サイドからのクロスを多用する名古屋戦では、186センチFWヨンセン封じがカギとなる。「相手に嫌がられるDFというのが理想。しっかり体を寄せていきたい。名古屋は強いチームだが、とにかく自分たちが失点しなければいい」。2日は名古屋市内で約1時間、軽めの調整で備えた。7日の第2戦(九石ドーム)では、MFホベルトも復帰するだけに踏ん張りどころとなる第1戦。Jリーグの長身FWを完封し続ける179センチのエースキラーが、苦境のチームを決勝進出へ半歩前進させてみせる。【村田義治】



