オフトが動いた!

 磐田は11日、2日連続で紅白戦(約20分×3本)を行った。前日はじっと動かず、選手の把握に努めたオフト新監督(61)だったが、この日は「気になることがあったから」と活動を開始。リスクを冒すプレーには指笛で止めて注意し、選手に「ノーリスク」を求めた。

 練習前に行った約20分間のミーティングでは、3-5-2システムの基本的な考えを伝授した。トップ下はFWのサポート、ボランチは上がりすぎない、サイドはバランスを見る、DFはラインを下げない-。MF村井は「基本はポジショニング。ハッキリしていていい」と感じた。3本の紅白戦でいずれもMFロドリゴと主力組に入ったMF犬塚も「シンプルに感じる。2日連続はきついけど、超元気です」と笑った。J1残留へ、オフトイズムが少しずつ注入され始めた。