<J2:仙台4-0熊本>◇第35節◇13日◇熊本
サポーターの皆さん、お待たせしました。反攻の開始です!
J2仙台がFWナジソン(26)の2戦連弾含む今季最多タイ4得点のゴールラッシュで、実に約4カ月ぶりに連勝した。後半1分、ナジソンの得点を口火に、13分にはFW平瀬智行(31)が加点。16分にはナジソンのアシストで2点目を決めた。先発2トップで3得点、2アシストの大暴れ。残りジャスト10試合となり、ようやく目覚めたチームに手倉森誠監督(40)も、逆転J1昇格への自信を深めた。
あうんの呼吸だった。後半開始早々の1分、右サイドで関口がボールを持った瞬間、ナジソンがゴール前へ駆け込んだ。「絶対クロスが入ると思った。本当に関口から、いいボールが来た」。頭でとらえたボールがネットを揺らす。2戦連続の歓喜のダンスでナジソンは喜びを爆発させた。
まさに号砲1発だった。このゴールを合図に攻撃陣が爆発する。13分、平瀬が関口の右クロスに合わせて2点目。その3分後には、相棒ナジソンのマイナスのクロスを右足で合わせた。「ナジソンの動きを見て、自分は動くことを確認し合っている」と平瀬。今季13度目の複数得点試合で、やっと訪れたFWそろい踏みゴールだった。
7日の福岡戦を前に、MF梁が2トップに注文を付けていた。「2人ともできるだけ、中央でプレーしてほしい」。DF陣を信頼する梁は「サイドはオレと関口が頑張るから、FWは点を取れるように真ん中にいて」とも付け加えた。ツートップの注文どおりの活躍に「勢いがつく勝ち方」と梁も主将の面目躍如だ。
重い空気を、快勝で晴らした。名川社長の辞意を聞いた手倉森監督は「複雑です。『我々はピッチで結果を残すしかない』と選手に話して、試合に臨ませた」と熱血指揮官は努めて冷静にふるまった。4得点で4カ月ぶりの連勝をマークし暫定4位浮上に「いやぁ、長かった。ストライカーの2人が、よくやった」と指揮官。暫定ながら3位湘南に勝ち点で並んだ。泣いても笑っても残り10戦。歯を食いしばって、J1切符をもぎ取りに行く。【山崎安昭】



