<アジアCL:G大阪2-1アルカラマ(シリア)>◇準々決勝第1戦◇17日(日本時間18日)◇シリア
G大阪がアジア4強に王手をかけた。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第1戦で17日、敵地でアルカラマ(シリア)戦に臨み2-1の逆転で先勝した。先制を許しながら、後半25分にDF山口智(30)が頭で同点弾。同32分には途中出場のFW山崎雅人(26)が決勝ゴールを決めた。実に公式戦11試合ぶりの白星。24日の第2戦(万博)で初の準決勝進出をかける。
完全アウェーのスタジアムを、G大阪が黙らせた。1点を追う後半25分。遠藤のCKを、山口が頭で合わせる。同点ゴールが決まると、中東独特の激しいブーイングが一瞬、止んだ。そして7分後。今度は途中出場の山崎がドリブルで中央突破。GKと1対1になり、冷静に右足で決勝ゴールをたたき込んだ。06年にACL準優勝に立った強豪を鮮やかな逆転劇で破った。
苦しんだ分だけ、喜びも大きかった。公式戦の勝利は7月20日のリーグ千葉戦以来、11試合ぶり。2カ月も勝利から遠ざかっていた。殊勲の山崎は「悔しい思いをしていたんで。勝てて良かった。(ゴールは)落ち着いてGKを見て決められました」と笑顔だった。
本来の姿を取り戻した。西野監督は後半22分に播戸と山崎の両FWを投入。4バックから、3バックに変更し「攻める」意識が芽生えたことで、一気に2得点が生まれた。FWバレーが電撃退団し、勝てない時期は得点力不足にも悩んだが、攻撃的姿勢こそがG大阪の真骨頂だ。指揮官は「後半に2トップを入れ替えて変化が出た。落ち着いていけば必ず(点を)返せると思った」と話した。
4強に王手をかけた。貴重なアウェーゴールを手にしたことで24日の第2戦は引き分け、もしくは1失点以内の敗戦でも次に進める。それでも、会見でアルカラマの弱点を問われた西野監督は「2戦目のホームが来週ある。相手のウイークポイントは伝えたくない」と気持ちを引き締めた。
リーグ戦は8位に低迷し、ナビスコ杯も連覇の夢が消えた。もう失うものは何もない。G大阪は初のアジア王者に向け突き進む。



