<J1:横浜1-0磐田>◇第25節◇20日◇静岡
16位の磐田は、15位横浜との残留争いに0-1で敗れた。後半2分に失点すると、攻撃では3戦連続無得点に終わった。自動降格圏内の17位千葉とは勝ち点2差。尻に火が付いてきた。
台風13号が過ぎ去っても、磐田を覆う暗雲は晴れなかった。試合終了と同時に11人全員が下を向き、ひざに手をついた。降格圏脱出を狙った一戦で、反対に17位以下の自動降格圏に近づいてしまった。前半、唯一のシュートを放ったFW前田は「僕自身のプレーはまったくダメ。先が見えない」とつぶやいた。99年第2ステージ以来、9年ぶりに喫したチームワーストタイ記録の3試合連続ノーゴール。闇が、深まった。
すべてが悪循環だった。横浜の攻勢にロドリゴ、犬塚の両ボランチがDFラインに吸収された。空いたスペースを自由に使われ、前線へ渡ってもフォローはなく、また奪われた。「主導権を失い、そうなってしまった」と、来日後まだ勝利の味を知らないロドリゴ。中山は「ボランチが引かされてバランスが悪く、攻撃は単発になった。怖いのか、ノーリスクになってしまうのか…」と嘆いた。
中山、MF上田の投入で攻め立て、後半35分に至近距離から3連続で放ったシュートは、いずれも好守備に防がれた。前節からツキに見放されて、8戦未勝利で迫ってきた「降格」の2文字。中山は「戦いは待ってくれない」と気持ちを切り替えた。中2日で東京戦は来る。今はただ、気持ちを強く持つしかない。【今村健人】



