<J2:山形2-2C大阪>◇第36節◇20日◇大阪長居

 2位山形は北京五輪代表FW豊田陽平(23)の2ゴールで、C大阪に2-2のドロー。アウェーで貴重な勝ち点1を拾った。

 ゴール右の空いたスペースに、豊田が走り込む。前半32分、MF北村の右クロスに頭を合わせ、同点ゴールを突き刺した。前半21分に先制され「広島戦に続いてまた失点か…」と嫌なムードが漂う中、豊田が暗雲を吹き払った。これで終わるエースじゃない。前半終了直前にはMF宮沢のシュートのクリアボールを右足でゲット。名古屋時代の05年以来、3年ぶりの1試合2得点に「監督から『力を抜いてやれ』と言われた。自然体でやれば、もっと良くなる」と胸を張った。

 DF陣も踏ん張った。後半18分にPKを決められ2-2。直前にDF小原が2度目の警告で退場し、ロスタイムを含めて数的不利の時間は約30分。集中力を保ち体を張って、ブラジル人や日本代表MF香川を封じた。前節広島戦は0-4。完敗ショックから立ち直った。途中出場したDF園田は「1人少ない感じがしなかった。DFはみんなで頑張った」と振り返った。

 「上位との直接対決で負けちゃいけない」。試合前の小林監督のゲキを結果で出した。眼下の3位湘南も最下位徳島と引き分け勝ち点3差は変わらない。「勝ち点1を拾えば、後々でいい影響があるはず」と小林監督。J1自動昇格圏を守るべく、無敗でゴールまで突き進む。【柴田寛人】