首位固めへの起爆剤だ。2月に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷し、長期離脱していた大分MF家長昭博(22)が、27日の横浜戦(日産ス)でベンチ入りする。26日の調整後、移籍後初の遠征に帯同。「チームが調子がいいのはみんなが自分の仕事をやっているから。自分のやれる仕事をしっかりやりたい」。昨年12月29日の天皇杯準決勝以来、9カ月ぶりの出番に備えた。

 今季補強の目玉としてG大阪から大分に移籍も、キャンプ直前の2月8日に負傷し全治6カ月。好調なチームの陰で孤独なリハビリに耐えてきた。目標だった北京五輪出場も逃したが「A代表という目標がある」。リーグ戦、ナビスコ杯ともに優勝を狙える状況で復帰を迎えられるだけに「チームにもっと勢いをつけられると思う」と意識は高い。

 「ずいぶん長い間、試合をやっていないので(プレーは)最高でも30分ぐらい」とシャムスカ監督。まだサポーターを巻いているひざへの影響も考慮し、本来のトップ下ではなく、FWでの途中起用が有力だ。「思ったよりも長く苦しかったけど、これからも現役引退までサッカーをやり続けるだけ」。2冠に挑む大分に、頼もしい戦力が帰ってきた。【村田義治】