ピクシー名古屋が28日、悲願のリーグ初制覇に向けた大一番、浦和戦を迎える。ホーム瑞穂陸にアジア王者を迎える1戦は、すでにチケットが完売するなど白熱必至。現在、暫定2位の名古屋は、同3位浦和戦の結果次第で首位再浮上の可能性もある。今季ナビスコ杯含め浦和には3戦3勝。その3試合すべてでゴールを決めているMF小川佳純(24)を軸に、大一番での勝ち点3奪取を目指す。

 約1時間の練習後、ピッチ中央で青空ミーティングが行われた。ストイコビッチ監督の指示に、車座になった選手がじっと耳を傾けた。

 指揮官は「3試合やってウチが何点取ったか思い出してみろ。同じようにやればいいんだ」。こう語りかけ、まずはモチベーションを高めたという。

 その後、浦和のキーマンである日本代表DF闘莉王への対処を入念に確認。最終ラインから自由に攻め上がり、ゴール前でFW顔負けの得点能力を発揮する危険人物への警戒を最高レベルに引きあげ、準備を整えた。

 ピクシー体制の記念すべき公式戦初勝利が3月のリーグ第2節浦和戦(埼玉)だった。その後、ナビスコ杯予選リーグでホーム、アウェーの順で2度対戦。今季3度の対戦は2―0、4―2、5―1。3戦しめて11発。ここまでは完全に圧倒している。今回もその再現を狙う。

 対浦和4連勝への先導役は、今季3度の対戦すべてで得点を挙げているただ1人の男、小川だ。現在リーグ3試合連続得点中とノリに乗っている。

 「ただでさえ、浦和は1試合少ない(1節未消化)状況で、ウチは前節(千葉に)負けている。絶対に勝たなきゃいけない」と小川。3戦連発でリーグ9得点。得点ランクでもチームトップのエースFWヨンセンに1点差と迫る得点力を、満員のホームでも見せつける。

 小川は連勝を5で止められた23日千葉戦(フクアリ)でも見事な30メートル弾を決めた。相手のマークは厳しくなる一方だが「まだまだプレーしづらいと感じることはない」と平然と構える。小川のリーグ&浦和戦4戦連続ゴールが、首位再浮上への起爆剤になるはずだ。【八反誠】