左足でアジア制覇へ、福岡MF鈴木惇(19)が好調をキープしている。U-19(19歳以下)日本代表候補合宿(6~13日、新潟)に参加し、代表入りへ手応えを得た。チームに戻っても17日の紅白戦で約10分間、主力組のサイドハーフとして好パスを見せ、7試合ぶりのベンチ入りへアピールした。

 「合宿では個人として走り回って、多くボールに触り、長いボールを蹴れるところを出せた。メンバーには入れると思うが、チームとして動けていない部分がまだまだある」と、代表入りを見越した鈴木の言葉に、自信が表れていた。U-19アジア選手権(10月31日~、サウジアラビア)メンバーは20日に発表される。「イエメン、イラン、サウジと当たる予選は、どこも強敵。まず、ずっと取り続けているU-20W杯の出場権を取って、次に優勝を目標にしたい」と、福岡のレフティーは世界の舞台に思いをはせた。