浦和の二の舞いにはなるな!

 鹿島オリベイラ監督が5日、連日となるミーティングで「昨年の浦和のようになってはいけない」と選手に諭した。2日の天皇杯国士舘大戦では延長戦も含めた120分間で決着をつけられず、PK戦の末での辛勝だった。浦和は昨年、天皇杯でJ2愛媛に不覚を取り、次戦となったリーグ最終戦で降格が決定していた横浜FCに番狂わせを演じられ、優勝も逃した。

 ライバルの「自滅」もあり、鹿島は10冠を手にしたが、指揮官は身近な題材を引き合いに出して選手の奮起を促した。MF中後は「監督もそういう言い方をしていたので、僕らもそれが(心に)響かないといけない」と肝に銘じた。通常なら試合前日もミーティングを行うため、今週は異例となる3回の「講義」を行う可能性も出てきた。前節東京戦での公式戦8戦ぶり黒星、そして天皇杯での低調ぶりから脱するために、意識を変えていく。