コンサドーレ札幌の「地方巡り」が来季から本格化する。矢萩竹美社長(58)が14日、J2に降格する来季のリーグ戦の開催地について「函館、室蘭は1回ずつはやりたい。3、4月の札幌ドームの空き状況では複数になる可能性はある」と明かした。今季、札幌以外の道内の地方開催は2試合だったが、07年(J2)以来の3試合、状況によっては98年(J)以来の4試合の可能性も出てきた。

 道内各地でチームをアピールする狙いがある。今年9月のサテライトリーグ湘南戦では、プロの有料試合としては97年(JFL)以来、11年ぶりの帯広開催となった。矢萩社長は「試合相手の都合などもあるが、できればやっていきたいと思います」と帯広開催を継続する姿勢を見せた。Jリーグ開催が可能な競技場のない旭川や釧路などは、選手のファンサービスなどを積極的に行っていくことを検討している。

 今季は6年ぶりのJ1の舞台だったが、1年でJ2に降格し、サポーター離れを懸念している。矢萩社長は「本当は練習試合でも、各地でできればいいが、なかなかそうはいかない」と言う。557万人の道民の心をつかむため、すそ野を広げていく。