選手、スタッフ、サポーターの「絆(きずな)」が、4位大分を逆転優勝へ導く。勝ち点2差の首位鹿島をホーム九石ドームに迎える23日の頂上決戦。出場停止のMFホベルト、左太もも痛のMF高橋を欠く窮地だが、FW高松主将は「これまでも(試合に出られない選手も含め)全員で戦ってきた。それが自分たちのいいところ」と、リーグ屈指といわれる団結力をさらに高める構えだ。
今季はメンバー外選手10人のユニホームをベンチに掲げ結束を図り、快進撃の象徴となった。シーズン途中からサポーター番号「12」のユニホームも登場。鹿島戦では背番号の位置に「絆」と刻まれたユニホームも新調され、ベンチに飾られる。次節まで出場停止のホベルトは「ここまでうまくいったのも『絆』という言葉をみんながしっかり意識しているからだ」と、仲間に熱いエールを送る。
ホベルトの代役は、MF藤田が務める。ナビスコ杯決勝でも出場停止のMF鈴木の代役を果たした藤田は「個々の能力で足りなくても、チームとして戦えている」。DF森重も「代わって入った選手が(レギュラーと)変わらないプレーをしてくれるので不安はない」と戸惑いは見せない。
勝てば鹿島を抜き、他カードの結果次第では首位に立つ可能性もあるが、負ければ首位鹿島に残り2試合で勝ち点5差と逆転優勝は厳しい立場になる。J1通算200万人突破まであと8951人となっている入場者も、クラブ5度目の3万人突破に迫る前売り状況だ。「(残り)3連勝しないとタイトルに届かないと思っている」とシャムスカ監督。選手、スタッフ、サポーターがさらに絆を深めて奇跡の逆転優勝に挑む。【村田義治】




