今季リーグ戦初ゴールがアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)出場への通行手形だ。逆転優勝が絶望となった大分のFW高松大樹主将(27)が、9年連続のリーグ戦ゴールでチームを再浮上させる。残り2試合で目指すACL出場(3位以内)も、29日のアウェー柏戦を落とせば赤信号が点滅する。「絶対に勝たないといけない」。この一戦の重みをヒシヒシと感じている。

 00年入団の「ミスタートリニータ」も、両足首のけがに泣き続けた今季はリーグ戦では14試合無得点。1年目から欠かさず得点してきたリーグ戦得点が、8年連続で途切れるピンチだ。「リーグで毎年得点してきている?

 そうなんですよね」。本人にとっても、残り2試合でどうしてもクリアしたい記録だ。

 両足首はまだ完治していないが「チームのために痛みを押してよくやってくれている」と、シャムスカ監督の信頼は厚い。J1初タイトルを獲得したナビスコ杯で、高松の先制弾をアシストしたMF金崎も「自分もゴールして、大樹さんにもアシストしてゴールを決めてもらわないと」と、ナビスコ杯再現を狙う。「勝つためには、点を取らないといけない」と高松。リーグ戦3試合無得点のチームを主将のひと振りが生き返らせる。【村田義治】