浦和フォルカー・フィンケ新監督(60)が、日本人コーチを個人面接した上で入閣を決める見通しとなった。同監督は15日に来日。浦和と正式契約した後、すぐにスタッフ人事に着手する。既に外国人コーチ2人に加え、オーストリアU-19(19歳以下)代表のモラス雅輝コーチ(29)の入閣を希望。一方で浦和からは福田正博コーチ(41)土田尚史GKコーチ(40)ら日本人登用を要請されており、信藤健仁チーム・ダイレクター(48)と最終調整に入る。

 フィンケ監督は強化のために決して妥協を許さないタイプ。ドイツでプロ監督を対象としたセミナー講師を務めており、指導者を見極める力も十分ある。クラブ関係者は「(08年の)コーチ陣と会って話してから(入閣を)決めると思う。細かく詰めるやり方は信頼できる」と、個人面接によるコーチ人事を歓迎した。