イングランド2部、プリマスが獲得に動いていた元U-22(22歳以下)日本代表、大分MF家長昭博(22)が、今季も大分でプレーすることが16日、濃厚となった。昨年12月に10日間の日程で練習参加した家長を高評価したプリマスが獲得交渉に乗り出していたが、この日、クラブの公式ホームページで家長移籍に必要な労働許可証が下りなかったことを報告。事実上の獲得断念となった。

 家長は昨季、G大阪から大分に期限付き移籍。開幕前に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷し、リーグ戦4試合出場にとどまったが、大分側は09年シーズンも必要な戦力と判断。シーズン中の11月には、所属元のG大阪に期限付き移籍延長を申し込んでいた。家長サイドは、大分以外に獲得に興味を示したJクラブにすでに断りを入れており、大分に残留することが決定的となった。