【グアム24日=永野高輔】石崎監督がコミュニケーション革命を開始した。コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(50)が、選手のメンタルケアのため、指揮官自ら語りかけ相談に乗る「石さんのトークDEグアム」をスタートさせた。選手の悩みや相談事は事前に聞き出し、症状が重くなる前に解決していく。

 石崎流は監督自ら歩み寄る。「自分からしゃべりかけるのがわしのやり方。とりとめもない話ですけどね」と指揮官は笑う。この日の練習中には、ストレッチ中に苦しそうな顔をしていたFWキリノに接近。早速お悩み相談を開始した。「体の調子は大丈夫か」。さりげなく話しかけられたキリノは「親しみやすい監督」と、一瞬でみけんのしわが解きほぐされていた。

 既に数名の選手にメンタルケアを施している。MF西には「彼女はいるのか。仲良くやってるか?」、DF堀田には「ご飯を食べに行くのが遅いな。悩み事でもあるのか」とアプローチ。サッカー以外の話も交えながら選手の心にさりげなく滑り込み、事前に“心の膿(うみ)”を取り除く。三浦体制ではあえて選手と一線を画し、監督から選手に話しかけることはなかったが、石崎流は、指揮官側から選手の懐に潜り込む。【永野高輔】