J2仙台の韓国人DF朴柱成(24)は、78キロの体重が実は91キロだったことが判明。手倉森監督から「減量指令」が下された。

 午前練習を終えて昼食に向かおうとした朴が、手倉森監督に手招きされた。急きょ始まった約20分間におよぶ面接の内容は、朴への「太りすぎ注意報」だった。前日の練習で重そうに走る朴を見て指揮官は「ベスト体重にほど遠い。けがされると困るし食事制限させますよ」。朴は体重について「秘密」とはぐらかしたが、公称78キロが91キロまで増えていたという。ベスト体重84キロより7キロも重い。

 休日1日で2キロ太ることも珍しくないという朴は「毎年この時期に体重が増えて(その後)絞っていくのが自分のスタイル」と話したが、首脳陣は「コーラがやめられない」などと話す朴の食生活を問題視。炭水化物の制限など改善を要求した。高木フィジカルコーチは「開幕までの目標数値を決めて意識改革します」と明言。手倉森監督は「あんな体なのに球離れがいい。絞れたら、もっと良くなる」と肉体改造に期待した。あとは本人の自覚次第だ。【木下淳】