<J1:山形1-0大分>◇第5節◇11日◇九石ド

 大分自慢の「カメナチオ」が機能せず2戦連続で完封負けを喫した。ホーム山形戦の後半早々、守備の要DF森重真人(21)が負傷退場し、同18分に連係ミスから先制を許した。同20分にはDF上本大海(26)がゴール前のファウルで一発退場…。数的不利も招き、最後までリズムに乗れなかった。

 昨季リーグ最少24失点、1試合平均0・71失点の堅守を支えたDF森重と上本の退場が、あまりにも痛かった。

 後半5分、森重がクロスボールの混戦で頭部を打って退場すると、守りのリズムが乱れだした。相手選手へのマークがずれ、後半18分、FW古橋に頭で決められた。後半20分には、上本がドリブル突破を試みたMFキム・ビョンスクをゴール前で倒して、一発退場。与えたPKこそGK西川が防いだものの、悪い流れは変えられなかった。シャムスカ監督は「けが人、退場者が多く、うまくいかないことの連続。難しい試合だった」と肩を落とした。

 攻撃にも悪影響を与えた。ナビスコ杯を含めて4試合連続無得点。攻守のバランスを欠いた状況で、J1通算3位の123得点を誇るFWウェズレイ、出場停止明けで闘志満々だった森島の奮闘も空回りした。副主将の鈴木は「取り返しがつかなくなる前に変えていかないと。勝つ執念が薄れているのかもしれない」と危機感を口にした。8日でクラブ発足15周年だった。シャムスカ監督のリーグ通算50勝も足踏み。2つのメモリアルを飾れなかった。【菊川光一】