<J2:仙台1-1草津>◇第26節◇8日◇ユアスタ
約7カ月ぶりに戻った「聖地」ユアスタで、屈辱にまみれた。昨年12月10日のJ1磐田との入れ替え戦から210日。サポーターが待ち望んだ舞台で、仙台が10位草津と1-1の痛恨ドローに終わった。後半1分に先制され、同21分にMF梁勇基(27)の直接FKで追いつくのが精いっぱい。今季最悪の3試合勝ちなしで、首位湘南との勝ち点差も6に開いた。
後半ロスタイム。決勝点の夢を託されたCKが不発に終わり、試合終了の笛が鳴った。落胆の声が反響し新芝の上に仙台イレブンが倒れ込む。ユアスタ開幕戦を白星で飾れず、3戦連続ドロー。手倉森監督は「負けなくて良かった」と話したが、表情は引きつっている。「引き分けで残念」と手応えをつかんだ草津佐野監督とは対照的だった。
不安が繰り返された。0-0の後半1分、FW都倉にゴールを割られる。焦りがミスを誘発する悪循環に陥り、同21分にMF梁の直接FKで追いつくのがやっと。手倉森監督は「先制されたり攻撃が点を取れないと、じれてしまう」と説明。4試合連続で先制された前々節までと変わらぬコメントが、悪癖の修正ができていない現状を物語る。
夏場に弱い-。「今年は違う」と指揮官も選手も口をそろえるが、昨季の5試合連続に迫る3試合連続のドロー。勝った首位湘南、2位C大阪との勝ち点差はそれぞれ6、5に開いた。足踏みする間に下位も迫ってくる。「まだ半分。修正すべき点を直して自分たちで打開するしかない」と指揮官。この言葉を実現しなければ、今季も取り残されてしまう。【木下淳】



