<J1:千葉0-0柏>◇第21節◇15日◇フクアリ

 ともに就任2戦目の未勝利監督対決は、0-0の痛み分けに終わった。開始から11人が連動していた千葉は前半29分、FWネットバイアーノがヒジ打ちで一発退場になり、プランが崩れた。防戦一方になったが、ハーフタイムに千葉江尻篤彦監督(42)の「ぶっ倒れるまで走れ!」のゲキにこたえ、無失点で危機を乗り切った。

 しかし今後、中3日、中2日の試合が続くだけに、江尻監督は「退場の影響が今後の日程で出ないと言ったらウソになる。でも頑張れるヤツをつかう。水も飲ませません。選手には『頭から血が出ても、鼻がもげても最後までピッチに立ってろ』と言います」と、根性発揮を求めた。

 一方、数的有利を生かせなかった柏ネルシーニョ新監督(59)は「質の高いサッカーができていた。明らかによくなっている」とイレブンをかばった。だが試合後、サポーターからはブーイングを浴びるなど、こちらも尾を引きそうな引き分けとなった。