<J1:清水5-1磐田>◇第23節◇22日◇アウスタ

 日本代表の岡田監督が観戦した「静岡ダービー」で、磐田のFW前田遼一(27)と清水のFW岡崎慎司(23)がともに1ゴールを奪い、得点ランクのトップに浮上した。試合は磐田が清水に大敗した。

 磐田FW前田も、得点ランクの首位タイに躍り出た。0-3で迎えた前半終了間際。右CKから相手GKがこぼしたボールを、右足で落ち着いてゴールへ打ち込んだ。後半に2失点を喫し、チームの息を吹き返す1発とはならなかったが、意地を見せてなんとか一矢報いた。

 今季ここまで、公式戦全29戦にフル出場している。これまでは古傷の右ひざのけがに泣かされ、離脱することもあった。しかし、磐田の佐々木トレーナーは「今季はメディカルスタッフはまったくタッチしていない。これまでの経験を生かし自分で考え、筋トレなど補強トレーニングをやっている結果ではないか」と、好調の理由を明かした。

 28日にはオランダ遠征の日本代表メンバーが発表される。チームは「静岡ダービー」で最多となる5失点という屈辱的大敗を喫し「お疲れッス。すいません…」と、前田は言葉少なにバスに乗り込んだが、視察に訪れた日本代表の岡田監督の目の前で猛アピールできた。日本人得点王となれば、02年に磐田にいたFW高原(現浦和)以来7年ぶり。得点王争いの先には、日本代表復帰も見えてくる。【栗田成芳】