浦和は27日、ガーナ国籍のFWファイサル・モハメド(18)の加入を発表した。クラブ史上、アフリカ国籍の選手を獲得するのは初。ガーナ2部のエボニーFCでプレーしていたファイサルは、7月14日から練習に参加していた。契約期間は今季いっぱいで、背番号は、昨季まで「野人」岡野雅行(現JFL鳥取)がつけていた30に決まった。

 まさに「野人」だ。この日の非公開練習後、ファイサルはグラウンドで「5歳のころからできた」という滞空時間の長いバック宙を披露。クラブ関係者によると、体力測定では、跳躍系の種目で驚異的な数字をたたき出したという。168センチと小柄だが、「足は生まれつき速かった。スピードがアピールポイント」と自信満々だった。