<J1:大分2-1磐田>◇第25節◇13日◇九石ド
磐田が最下位の大分に1-2で敗れ、今季初の3連敗を喫した。前半11分と後半12分に失点。前半36分に韓国代表FWイ・グノ(24)のゴールで一時は同点に追いついたが、失点シーンはいずれも前後半開始15分以内と、課題とされた立ち上がりの弱さを露呈した。リズムを生めないまま、失点数はリーグ最悪の46。白星と黒星を繰り返すムラのある戦いをしながら、貯金2となった。
磐田は奪われたくなかった先制点を、ツキに見放され献上した。前半11分、混戦のゴール前、DF那須が懸命に右足を伸ばしクリアした。ボールは相手選手の手に当たったかにも見えたが、そのまま相手の目の前に落ちたボールに為す術なくゴールを奪われた。今季先制された試合は白星がない。最下位大分が相手でも例外ではなく今季初の3連敗。柳下監督の「大分の飛び出す動きにバタバタしたが、前半25分以降は落ち着いて対応ができた」と話す表情は最後まで硬かった。
同36分にFWイのゴールで同点に追いつき、漂い始めた反撃ムードは後半12分の失点でかき消された。失点はいずれも前後半開始15分以内の失点。DF金沢は「立ち上がりで相手が激しくきて、こちらが後ろに引いてしまうことが多かった。今のジュビロにとっては、先制されることが厳しい」と、声を絞り出した。
相手の攻撃を意識するあまり、受け身になってしまった。MF西は「ミーティングで言っていたことをやろうとしたが、6バックになってしまった。でも後ろにたくさん人はいるのに守れない。まるで去年の状態。1勝すれば状況が変わると思って守備的にやったが守る力がない」と、この日の2失点でリーグ最悪の46失点となった守備力をうらんだ。
気づけば星勘定は借金2になった。それでも柳下監督は「残り9試合で1つでも多く勝って、順位を上げたい」と、積み重ねた星を振り返ることなく、前だけを向き続けた。【栗田成芳】



