<J2:仙台1-0熊本>◇第42節◇27日◇ユアスタ
仙台が熊本に1-0で完封勝ちし、J2リーグ3位タイのホーム8連勝をマークした。前半終了間際、CKにDF渡辺広大(22)が頭で合わせて決勝弾。13日の福岡戦で鼻骨を骨折したが、恐れずに飛び込んだ。本職の守備でも、今季16度目のシャットアウト劇を演じ、チームの2位キープに貢献した。
「バットマン」が飛び込んだ。前半44分、MF梁の左CKに反対サイドで反応し、ゴールに突き刺す。均衡を破る先制弾は、そのまま決勝ゴールになった。折れた鼻骨をフェースガードで守り「飛び込む時に怖さがない」と渡辺。折れて変形した鼻骨を元に戻すには、手術が必要だが「全身麻酔で体調が崩れるのが怖いし、残り試合を欠場するわけにいかない」と断った男の一撃だった。
攻守に反省を生かした。この日の得点は、26日のCK練習でMF梁と反復した形通り。渡辺は「練習では首を振って外した。次は触るだけでいいと思った」と振り返った。本職の守備も修正した。前節の甲府戦は先制しながら、自らのマークの甘さで同点弾を許した。26日の練習後、手倉森監督から“補習”を課され、DFエリゼウと2人だけで居残りミーティング。背番号3は「位置取りの悪さとか、甲府戦の反省場面を頭に描きながら戦った」と克服に結びつけた。
7月12日の富山戦から本拠で連勝街道を走り、J2リーグ3位タイのホーム8連勝を記録。首位C大阪と勝ち点4差の2位を守り、昇格圏外の4位(湘南)と今季最大の5差に広げた。手倉森監督は「ホームの一体感なくして、いい記録は樹立できない」と、残り9試合に向けて「共闘」を呼び掛けた。【木下淳】



