J2仙台FWマルセロ・ソアレス(27)が、4日のアウェー富山戦で単独チーム得点王となる今季14点目を狙う。前節の熊本戦は累積警告で出場停止。その間、肉離れ寸前だったという左太もも裏が完治したソアレスは「もう痛みはない。あとは富山戦で活躍するだけだ」と言った。

 ソアレスは今季序盤に11戦9発と爆発。6月下旬に腹直筋を痛めて離脱も、秋になって第2エンジンに火がついた。9月6日の岡山戦から4戦4発と復調。その直後の出場停止で水を差されたかに見えたが、不幸中の幸いだった。手倉森監督は「太もも裏の筋肉が、いつ切れてもおかしくないほどガッチガチに張っていた。前節の出場停止はラッキー」と説明。ソアレスも「熊本戦に出ていれば切れていたかもね。でも、今は完ぺき」と笑った。背番号18が、万全の状態で富山戦を迎える。【木下淳】