<J1:山形0-0大分>◇第28節◇3日◇NDスタ
ホームで山形が、最下位相手に「最低の試合」を演じてしまった。大分と0-0のスコアレスドロー。勝ち点3を奪い、相手のJ2降格を決定的にするはずの一戦は、よもやの大分ペース。残留争いの重圧も影響し、ミスが多発した。勝ち点1を積み上げ、16位柏との勝ち点を4差に広げたのは救いだが、イレブンは一様に、ふがいなさを口にした。
90分間、守らされているだけだった。ゴール前を固めカウンターのチャンスをうかがっているのかと思いきや、スローテンポのまま攻撃のスイッチが最後まで入らない。パスミスを連発させ、自分たちでリズムを狂わせた。小林監督は「選手が固まってて、思い切りがない気がした」と、首をひねる。経験したことのない残留争いのプレッシャーが、金縛りにさせた。
後半16分に途中出場したDF石川は「みんな守備で走らされてて、ボクが出たときバテバテだった」と明かす。心身の疲労は、J1経験が豊富なFW古橋をも襲った。後半9分に、ペナルティーエリア内で立て続けに打ったシュートは枠外。終了間際には、右ボレーをふかす。「自分が決めていれば勝てた」と肩を落とした。
勝って、J2降格のがけっぷちに立たされている大分を蹴落とすはずが、情けない試合を露呈し勝ち点1止まり。DF小林は「(勝ち点)1を取れただけの最低の試合。思い切りのないままボールを奪われたりするのが多くて、ミスを恐れてしまって残念」と選手を代表してサポーターにわびた。降格ラインとの勝ち点差は4に広がったが、残り6戦の重圧はさらに増す。恐れずにチャレンジするモンテ戦士を、サポーターは信じている。【山崎安昭】



