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G大阪0-2から執念のドロー/J1

ゴールを決めFWルーカス(右)と喜ぶG大阪MF橋本(撮影・倉掛優一)
ゴールを決めFWルーカス(右)と喜ぶG大阪MF橋本(撮影・倉掛優一)

<J1:広島2-2G大阪>◇第29節◇17日◇広島ビ

 奇跡の逆転優勝を狙うG大阪が、執念ドローで望みをつないだ。アウェー広島戦で前半に2点のリードを許したが後半18分にMF橋本英郎(30)が、前夜(16日)誕生した第一子となる長女に贈る追撃弾。同25分にはMF佐々木勇人(26)が同点ゴールを決め、かろうじて勝ち点1をつかんだ。試合終了時点では3月14日磐田戦以来217日ぶりに暫定首位に浮上。1時間後には川崎Fが3-2で大宮に勝ったため“陥落”したが、残り5試合での逆転Vへ半歩前進した。

 前夜10時すぎに誕生したばかりの新しい命が、橋本に見えない力を与えた。敗戦ムードが漂い始めた後半18分。ゴール前の混戦からボールを受けると、右足で思い切りシュートを放った。ゴールに吸い込まれるのを見届けると、新米パパはすぐに自陣に戻って次のプレーに備えた。そのすぐそばで、仲間たちが「ゆりかごダンス」を披露。チームのため、誕生したばかりの愛娘のため、最後までピッチを駆け回った。

 「(長女が誕生し)今日はどうしてもゴールを決めたかったし、勝ちたかった。そういう意味ではボクにとって年イチ(1年に1度)の得点が今日だったことが、よかったです」。橋本はまだ見ぬ娘に会うため、試合後は大急ぎで新幹線で大阪に戻った。

 前半は0-2と元気がなかった。だが橋本の得点でチームは生き返り、7分後にはMF佐々木が同点ゴール。敗れれば優勝の可能性が薄れかねない状況で、苦しんだG大阪が逆転Vへの望みをつないだ。

 「1時間」だけだが首位に立った。執念ドローで勝ち点50とし、その時点で3月14日磐田戦以来の首位浮上。1時間遅れて午後3時に試合が始まった川崎Fが勝ったため、すぐ“陥落”したが、一時の勝ち点19差を「逆転」したことは大きな希望になる。3連勝こそ逃したが、西野監督は「ガンバにとっては大きなポイント(勝ち点)1。プラスに考えたい」。体調不良を抱えながら強行出場したMF遠藤も「この勝ち点1を無駄にしたくない」と前を向いた。残り5試合。奇跡を信じ、半歩ずつでも前へ進み続ける。【益子浩一】

 [2009年10月18日12時12分 紙面から]


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