<天皇杯:名古屋3-1磐田>◇15日◇4回戦◇瑞穂陸
J1磐田は名古屋と対戦。1-0とリードして迎えた前半16分、DF金沢が相手FWを後方からファウルし、レッドカードで退場。数的不利となり、かみ合い始めていた歯車が狂いだした。FW前田の1トップにし1点を守り切ろうとしたが、3失点で逆転負け。交代カードを使って、めまぐるしく布陣を変え打開策を講じたが、劣勢のまま試合を終えた。柳下監督は「10人では正直しんどい」とこぼした。
すでに今季限りでの退団が決まっているFW中山雅史(42)とDF鈴木秀人(35)に1日でも多く、磐田でプレーをさせてあげたかった。1-2で逆転を許した後半14分には、鈴木自らピッチに立った。右サイドバックに入り、同21分に相手のパスをカットするとそのままオーバーラップで攻撃参加。同23分には右クロスで、チャンスもつくったが、届かなかった。鈴木は「1人少ない分、スペースを使おうと思っていたがみんながそういう意識になれなかった」と、ベテランらしく冷静に分析した。
勝てば少なくとも12月12日の準々決勝まで、シーズンが延びるはずだっただけに、MF西は「中山さんとヒデさんに申し訳ない。そういう気持ちがあってもどうこうやれる状況じゃなかった」と悔しがった。FW前田も「残念。2人のため?
もちろん」と、選手らは一様に肩を落とした。しかし、泣いても笑っても残りはリーグ戦の3試合だけ。鈴木は「1分でも1秒でもグラウンドに立つことで、サポーターに恩返しをしたい」と、訴えるように話した。【栗田成芳】




