3日のナビスコ杯決勝後の表彰式での非紳士的な態度で、試合出場自粛の謹慎処分を受けていた川崎FのDF森勇介(29)が16日、処分を解除された。等々力競技場でのサテライトリーグ湘南戦で、ナビスコ杯決勝東京戦以来約2週間ぶりに実戦復帰。得点には絡まなかったが、後半36分に交代するまでフェアプレーに徹して、4-0の完封勝利に貢献した。

 処分を言い渡された5日以来、リーグ戦1試合と天皇杯2試合の出場を自粛した。この日、武田信平社長(59)は「練習もしっかりやっており、出場自粛を解きました。試合態度も問題はなかった」と話した。リーグ戦(22日、対大分)出場については「戦術的なことは関塚監督に任せています」(同社長)。森は「自分で決められることではありませんから、練習をしっかりやるだけです」と神妙な表情で話した。