<J1:大分1-0川崎F>◇第32節◇22日◇九石ド
「J大混戦」の演出家は大分だ。J2降格がすでに決まっているが、今季は清水、浦和などを撃破しており、この日の川崎F戦で「大物食い」の本領を発揮。ポポビッチ監督(42)が目指す攻撃サッカーが試行錯誤の末、次第に浸透。豊富な運動量とパスサッカーで強敵を圧倒した。
ホームで前半からペースを握る。FWフェルナンジーニョが決めた。後半16分、ドリブル突破したMF金崎の絶妙パスを受け、ゴール11メートル手前で左足を振り抜いた。川崎Fの選手が「捕まえられなかった」と嘆く暴れっぷり。ポポビッチ監督は「彼らは生きるヒーロー、伝説だ」と声を弾ませた。
イレブンは試合前、成績不振、経営難の責任をとり辞任する溝畑宏社長(49)のためにも勝利を誓っており“公約”を成し遂げてみせた。これでリーグ8戦連続負けなしとなった。【菊川光一】



